人生甘くていいんじゃない

生きづらさを生きやすさに、探求した潜在意識の世界をご紹介

好きな作家さん

こんばんは  ならちゃんです。

潜在意識の世界を日々の出来事を通して探求しています。

試してみたこと、読んだ本、その結果などご紹介します。

 

『漁港の肉子ちゃん』 西加奈子

裏表紙の説明に魅かれ、初めて手にした西加奈子さんの本。

あんまり面白くてあっという間に読んでしまった。

本が好きで結構読むのだけれど

一度読んだ本は、もう一度読むことが少ないので

そのうち内容を忘れてしまうことが多い私なのだが

漁港の肉子ちゃんは忘れられない。

一度読んだだけなのにストーリーを説明できるのです。

 

それからというもの西加奈子さんの著作を一冊ずつ読んでいる

どの本も私の記憶にとどまっている。

なんでなのか、はっきりとわかる。

テンポが好い、何とも心地好い

テンポが好いだけではない

人物の表現が西加奈子さん独特で

どの人も個性豊かで、その個性は愛らしく、憎めないのだ

ちょっと悲しいエピソードも、表現を変えれば、どす黒い闇の感情も

西加奈子さんの作品の世界では笑えたりする。

それは愛があふれる笑いと言ったらいいのだろうか

幸せに泣ける

静かに胸をうち心がふるえる

登場するいろんな人物が、私の価値観を変えていく

自分の中にある闇も何もかも

それでいい

あっていい

そんな風に何度も思えるのだ

 

過去のトラウマや自己否定

なんでそうなのか、なんてどうでもいい

それもひっくるめて自分であり

そのまんまでいいと思えるのだ

 

お奨めの作家さんです。